2030年に大人に近づく子どもたちへ
Showa Gakuin SDGs Project
本当のSDGs教育とは自ら新しい課題を見つけ、解決に向けて行動する人間を育てること

小学校の6年間は、子どもの人格形成の基礎となる大切な期間です。学校生活の中で、自分を大切にし、友だちも大切にする心を育て、粘り強く課題に取り組み考え抜く力を育てていくこと、自分中心の世界観を、自分と他者、自分と地域・社会へと広げていくこと。それらのすべてが、SDGsにつながっていきます。

SDGsとは、私たち人類が、持続可能でよりよい未来を創っていくために目指すべき17のゴールのことです。だれもが安全・安心に幸せに暮らしていくためには、貧困や飢餓、さまざまな不平等、地球温暖化やエネルギー問題など、解決しなければならない課題がたくさんあります。これからの時代を生きる子どもたちは、世界各国の人たちとコミュニケーションをとりながら、これらの難しい課題に取り組み解決していかなければなりません。
昭和学院小学校では、「SDGsとは」と大上段に構えるのではなく、子どもの発達段階に応じて、日常の教科学習や学校行事の中で、将来につながる問題意識や課題解決力を育てていくことこそが重要だと考えています。

SDDs

たとえば、小学校1年生では、朝顔の種を植えて育てるという活動があります。ただ水をやり陽に当て花を咲かせるだけでなく、「この種は去年の1年生が育ててとれた種だよ」と伝えることで命のつながりを考えさせたり、小さな鉢植えから身近な自然や地球環境、温暖化の問題について考えさせたり。給食を残さず食べることも、水や電気を大切にすることも、あらゆることが、SDGsにつながっていることを意識させています。

低学年から問題意識を育てることで、高学年でさらに深い学びにつながります。昨年の5年生はバリのグリーンスクールという学校とオンラインでSDGsについて英語で討論するという活動を行いました。こうした経験は、中学校、高校、大学、さらには大人になってからも、学びの動機や具体的な行動につながっていくことでしょう。

SDGsはすべての人々が考えなければならない大切な目標ですが、私たちが目指す本当のゴールはそこではありません。それは、17の与えられたゴールを目指すのではなく、18番目、19番目のゴールを見つけること。つまり、自ら新しい課題を見つけ解決に向けて行動する人間を育てること。それこそが学校教育の真の役割だと考えています。

SDGsとは

SDGs

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。2015年に国連の会議で採択された、持続可能でより良い社会の実現を目指す世界共通の目標です。2030年までに、世界中から貧困や不平等をなくし、だれもが安全に暮らせるまちづくりを進めること、気候変動から地球を守ること、平和な社会をつくることなど、17の目標が掲げられています。