座談会

昭和学院小学校は、一人ひとりの個性を伸ばし、素直でのびのびとした心を育てることを大切にしています。友達や先生とあたたかな人間関係を築き、関わり合いの中から学び成長していく環境を整えています。

不思議だな、どうしてだろう、知りたい!と思う心を育みたい

近い将来には人工知能が人間の頭脳を上回り、子どもたちが大人になる頃には、今ある仕事の半分以上は存在しない、あるいはAIに取って代わられると言われています。そのような未来を生きる子どもたちに必要な力とは? その力を育てるために、先生たちは何をすべきなのでしょうか。

  • 東郷 先生
    東郷 先生

    2年目(教職経験4年目)
    2年生担任

  • 高部 先生
    高部 先生

    4年目
    理科専科

  • 西尾 先生
    西尾 先生

    2年目(教職経験15年目)
    4年担任

  • エーロン先生
    エーロン先生

    5年目(教職経験9年目)
    英語専科

これからの子どもたちに身につけたい力

東郷東郷

AIスピーカーに話しかけるだけで何でもできてしまう時代に、計算ができたり、公式を知っているだけでは意味がありません。その式をどう使ったら問題を解決できるか、この問題を解くためにはどういう手順で、どの式を使えばできるか、そんな風に考える力が大切になってくるのではないでしょうか。

西尾西尾

インターネットの普及によって、必要な情報にすぐにアクセスでき便利になった反面、フェイクニュースや悪意のある情報も容易に目に入ってきます。正しい情報を見極めるためには、「根拠は何か」と考える力が必要です。その根拠をもとに「こういう理由で、私はこう思う」と論理的に意見を述べる、そういう力がより大事になってきます。その一方で、物語を味わうといった情緒的な感覚も失わないでほしいと思いますね。

高部高部

わからないことに出会ったときは、すぐに人に答えを聞くのではなく、わかっている情報から条件を絞り込んで、答えにたどり着く力を身につけてほしいです。たとえば知らない花に出会ったら、花びらの色は?数は?葉っぱの形は?咲いている季節は?など、わかっている情報から答えを絞り込み、その花が何なのかを突き止めていくというように、インターネットで何でも調べられる時代だからこそ、膨大な情報の中から自分の欲しい情報を見つけ出すスキルや能力が重要になると思います。

エーロンエーロン

共通言語としての英語を自由に操ることができる能力は、これからの時代に絶対に必要です。知識としての言葉だけでなく、身振り手振りも含め、コミュニケーションする力、異文化を知って理解することもとても大事です。そして、自分の国の文化をよく知ること。日本のお祭りやマンガ、アニメなど、みんなが当たり前に思っていることも、外国人から見たらすごく独特で素晴らしい日本の文化です。それに気づいて大切にし、世界に伝えてほしいと思います。

考える力、伝える力、聞く力を育てるために

東郷東郷

ただ問題を提示するのではなく、子どもたちが自ら考えたい ! 解いてみたい ! と思うような授業を目指しています。前に習ったことを、別の場面でも使えないか、条件を変えてみたらどうなるだろうと振り返りながら学ぶことで、一つの規則や原理が他にも応用できることが自然と理解できるよう授業を組み立てています。また、一人で考えるだけでなく、周りの子と相談したり、人の意見を聞いたりすることで、色々な考えがあることを知ってもらいたいですね。学校という集団の中で学ぶ意味はそこにあるのかなと思います。

西尾西尾

人は言葉を使って考えます。豊かな語彙力があれば、考えを深めることができますし、細かいニュアンスまで正しく伝えることができます。人が生きていく上で、コミュニケーションは不可欠です。豊富な語彙を駆使して、豊かな表現ができる子に育ってくれればと思います。
また、自分の考えを表現するだけでなく、人の意見も聞ける子になってほしいです。授業では「○○さんと同じです。でも……」「○○さんと違います。なぜなら……」と、人の意見を認めた上で自分の意見が言えるように指導しています。お互いに、意見を言うことを恥ずかしがらないようなクラスの雰囲気づくりも心掛けていますね。

楽しい学びをいかに組み立てていくか

高部高部

なぜだろう、面白いなあと思わないと、知りたい気持ちが起こりません。だから授業では、子どもたちが「わあ!」と驚くような導入を工夫しています。子どもたちには、世の中で起こっていることを「あたりまえ」とスルーせずに、どうしてだろう、不思議だなと思う気持ちを大事にしてほしいと思います。それが、知りたいという気持ちにつながったり、新しい発見につながったりします。危険ではなく人に迷惑をかけないことであれば、調べたいことはとことん調べていいという自由も与えています。すると子どもたちは自らどんどん掘り下げていくのですよね。

エーロンエーロン

英語が楽しい時間になるよう心がけています。子どもたちに英語を嫌いになってほしくありません。それは将来の選択肢を狭めてしまうからです。英語が得意だけど好きではない子よりも、英語はできないけど楽しんでいる子の方がどんどん伸びていきます。

東郷東郷

子どもは楽しければ、少々難しくてもがんばってわかろうとします。学ぶ楽しさを感じられる授業をいかに組み立てるかが教師には求められますね。私たちも、日々授業研究し学んでいきたいと思います。

先生も一心に、一身に。先生も一心に、一身に。

昭和学院小学校の一番の強みは授業力です。

私たちは、教科書をただなぞるような授業はしていません。

たとえば、円周を求めるには、どうすればいいか。
教科書を開いて公式を見せれば簡単に答えは出るでしょう。
しかし、5分で終わるような学習に、私たちは1時間をかけます。

子どもたちに、とことん自分で考えてほしいからです。
「えーどうして?」
「こうしたらいいんじゃない?」
「こんな方法もあるよ
そんな声を、たくさん聞きたいのです。

一人で考えたり、となりの子と相談したり、グループで考えたり、
さまざまな活動をさせながら、
子どもたちが自ら答えを見つけ出すのを私たちは待っています。

そのときに、問われるのが、授業力なのです。

どんな発問を投げかければ子どもたちの考えが深まるか、
どんなヒントを出せば、そこからもっと考えが深まるか。

昭和学院小学校の先生たちは、
日々授業を研究し、互いに切磋琢磨しています。
今日の授業はどうだったか、どうすればもっとよくなるか。
徹底的に議論をします。

すべては、
自分でとことん考えぬく子どもたちを育てるために。

一心に、一身に。


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