新校舎

2021年11月に、昭和学院WEST館が完成しました。真間川周辺の景観とみごとに調和した木造二階建ての校舎は、国産杉を交互に張り合わせて集成した最先端の建築材CLTで作られ、堅牢かつ機能的で、環境にもやさしい建物です。

安心・安全で堅牢かつ環境に配慮し、木のぬくもりのある学びの空間|新しい学び舎、できました。

2021年11月に、昭和学院WEST館が完成しました。真間川周辺の景観とみごとに調和した木造二階建ての校舎は、国産杉を交互に張り合わせて集成した最先端の建築材CLTで作られ、堅牢かつ機能的で、環境にもやさしい建物です。

新校舎

開放的で広い学びの空間

校舎に足を踏み入れると、太陽の光がさんさんと降りそそぐ開放的な空間が広がります。各フロアは、広い「活動広場」が中央を貫き、その両側に普通教室と特別教室が配置されています。上下階をつなぐ吹き抜けの大階段は、通路であるだけでなく、さまざまな活動の場にもなっています。階段に腰かけて本を読んだり、友だちと話し合ったり、踊り場をステージにして発表会を開いたり。教室を飛び出して、自由な学びを実現できるスペースです。

木の性質を活かした安全・安心な環境

杉、ヒノキ、シナ、ナラ、オーク等の木材を使用した校舎内は木の香りがあふれ、木のぬくもりを感じられる空間です。木には、湿度を適切に保つ効果があり、ハウスダストの遠因となるダニや細菌の発生を抑制するだけでなく、リラックス効果もあります。内装の木材には子どもが口に触れても安全な自然塗料を用いています。耐震性にも優れ、安心・安全で、快適な学習環境を実現しています。

すべての教室は、黒板のほかに電子黒板、大型プロジェクターが設置されたマルチスクリーン環境で、ICTを日常的に活用した最先端の授業を行うことができます。

校舎の庭には四季折々の樹木が植えられ、生き物観察や青空読書、野外スケッチなど、季節の変化を感じながら学べる「学びの庭」となっています。

環境への配慮

WEST館は、「脱炭素社会の実現に資するための木材利用推進法」を遵守し、環境面にも配慮した建物となっています。大気中の二酸化炭素を吸収しなくなった樹齢の長い樹木を活用することにより、地球温暖化防止にも貢献しています。

校舎内の設備配管は、隠さずにあえて露出しています。建物の構造や建物内の配管ルートを見せることで、環境学習の一環となると考えています。

さまざまな工夫や環境に配慮した学びの空間、WEST館は、子どもたちの豊かな人間性を育み、心のふるさとになっていくことでしょう。