座談会「子どもたちのために」が合言葉 ゆるやかなチーム力が強さの秘密座談会「子どもたちのために」が合言葉 ゆるやかなチーム力が強さの秘密

和気あいあいと楽しく学び合う。
それが昭和学院小学校の教員たちの姿です。
そしてそれは、笑顔あふれる昭和学院小学校の
子どもたちの学びと対をなすものでもあります。
先生が楽しいから子どもたちも楽しい。
先生が学ぶから子どもたちも学ぶ。
それがチーム昭和学院小学校の強みなのです。

昭和学院小学校の教育方針「高い学力とやさしい心」を、日々の授業の中でどのように実践していますか?

真中 :高い学力も大事ですが、友達と協力していろいろなことに取り組めることも大事。日常生活の中でも、授業の中でもそれを意識して育てるようにしています。
柘植 :自分の考えをもつことと同時に、人の考えを尊重し人と関わりながら勉強する、協働的な学びを大切にしたいです。「高い学力」と「やさしい心」は別のものではなく、同時に育んでいきたいと思いますね。
アビー :まず大切にしていることは、英語を道具として使いこなせる力をしっかり身につけること。同時に、温かい雰囲気で授業をすること、ほめることを心掛けています。それが「やさしい心」を育てることにつながると思っています。
座談会イメージ

チームとして教員同士でどのように連携していますか?

柘植 :研修もありますが、自主的に学び合うのが昭和学院小学校の教員の特徴ですね。職員室でも、授業について相談したり話し合ったりする教員の姿をよく目にします。
真中 :時間を見つけて他の先生の授業を見学し、よい手法を取り入れたり、疑問点を質問したり日常的に学び合っていますね。忙しくてもちゃんと向き合って聞いてくれる優しい先生が多いです。
アビー :一人ではよいアイデアを思いつきませんが、一緒に教え合ったり話し合ったりすることでよいアイデアが出てきますし、それは子どもたちによりよい経験を与えることにつながります。
真中 :授業以外でも、校務や行事で困ったことがあったらすぐに助けてくれる。もっと言えば、助けを求める前に手を貸してくれる方が本当に多いです。
柘植 :チーム力を上げようと意識しているわけではありませんが、自然と助け合いの文化ができている。ゆるやかなチーム力が昭和の強さの秘密だと思います。
川口 :意見が対立することもありますが、結局どの先生も「子どものために」という想いは共通していて、だから一つになれるのだと思います。
座談会イメージ

理想のチーム像とは?

柘植 :リーダーは必要ですが、リーダーの指示に従って動くのではなく、フラットな関係で、互いの得意を出し合い助け合うのが理想のチームだと思います。
真中 :年齢や立場に関係なく意見が言い合えること。新人もベテランも対等に意見を言い合える本校伝統の「授業研究会」は、まさに理想の姿だと思います。
川口 :よいチームの条件は、コミュニケーション(交流)とコラボレーション(協働)の2つ。子どもたちにもそうなってもらいたいので、まず教員たちが授業の中で、「Good job!」「Thank you!」と声を掛け、認め合う姿を見せています。

チーム昭和学院小学校のよい点は?

柘植 :いつも和気あいあいと、何事にも前向きに取り組むところですね。
真中 :どの先生も親切で、相談すると親身になって答えてくれる。あったかいチームだと思います。
座談会イメージ