授業力の向上を目指して

2022.09.17 08:30
本校では、子どもの学びにとって一番大切なのは、教員一人一人の授業力にあると考えています。学習のねらいを実現するだけでなく、子どもたちの能力を引き出し伸ばすにはどうすればよいかを常に考えて授業に臨んでいます。しかし、ともすると、その考えは独りよがりのものになってしまう恐れもあります。そこで、本校では校内研究会と称してお互いの授業を見合い、授業後にはよりよい授業について議論することを行っています。
16日(金)には、2年の道徳の授業を参観しました。
授業は、最初は仲間外れにしてしまった登場人物の心の変化を考えることを通して、誰にでも分け隔てなく接することのよさについて考えました。子どもたちは自分の経験を想起し、これからどのようにしていきたいかということも丁寧にノートに記述することができました。しかし、授業後には参観者から、一人の子のつぶやきに先生が「そうだね」と反応して進めるのではなく、全員が考え議論できるように、「〇〇さんはあのように言っているけれど、みんなはどう思う」と一人の意見を全体に広げたり、「〇〇さんが話したことをノートに書きましょう」と話して子どもの活動を増やしたりすることが必要だったというような意見の他、様々な改善案が出されました。