授業を通しての交流

2023.02.04 15:00
学校生活の1日の中で最も多くの時間を過ごすのが、〝授業〟時間です。それだけに、授業が楽しくなければいけないと私たちは考えています。
ただし、ここでいう〝楽しさ〟とは、冗談を言ったり面白いことをしたりする〝楽しさ〟だけを指してはおりません。「できないなあ」「難しいなあ」と思ったことにも挑戦し、仲間と協力しながらできたことへの喜びや達成感を味わえた時の〝楽しさ〟を指しています。
では、どのようにすれば、子どもたちはそのような〝楽しさ〟を味わえるようになるのでしょうか。一方的に教え込まれても、できるようにはなるでしょう。しかし、そこに喜びや達成感はありません。機械的に〝できる〟だけです。
では、どのようにすればよいか。ここに、授業を行う上での難しさがあります。今月も、複数の学級が授業を公開し、お互いの授業を見合いながらよりよい授業にするための改善点を話し合う予定です。この、本校の授業への取り組みを知って、4日(土)に佐賀県から公立小学校の先生方10名が授業を見にいらっしゃいました。当日は1~4校時の算数の授業を見ていただき、授業後には子ども主体となる授業についての意見交換も行いました。授業中、教員は教員目線となって指導するばかりとなりがちですので、このように子ども目線になって授業を見ていただき、発問や授業づくりについて客観的にご意見をいただけたことは、とても有意義なものとなりました。
※写真は当日参観していただいた授業の中から、1年生(右上)と5年生(左上・下段)の授業の1コマです。1年生は自分の考えを黒板を使って説明し、5年生は課題に対しての疑問点(はっきりさせたいこと)や解決策を進んで近くの席の子と相談していました。