2025-06-10
6:00、ホテルの窓から見える外の景色は雨。さすがに今日は〝雨の日バージョン〟になると考えて、子どもたちにはマリンシューズを、携帯しない大きいバッグにしまうように指示したのですが、地引網を行うところから「やります」の連絡が! 朝食時にそのことを伝えると、子どもたちは大喜び。今日も〝晴れの日バージョン〟で活動することになりました。
朝食後、部屋を片付け荷物の整理をして、九十九里浜へ。 九十九里浜に着くや否や、地引網体験が始まりました。船から引かれた縄を学年二手に分かれて陸へと引っ張ってはまた引っ張り、「ワッショイ」のかけ声に合わせて引っ張ってはまた引っ張ることを繰り返しました。網が現れ、中を見てみると、ヒラメにアジ、カニやサメ等がいっぱい。子どもたちは恐る恐るサメを触ったりカニをつついたり、最後には海に帰したりしました。地引網体験後、本当は海岸散策を行うつもりでしたが、ここで大粒の雨が降ってきたため、急ぎ昼食場所の屋内に入りました。昼食では、先ほどの地引網でつかまえたアジを急いで捌いて天ぷらにして出していただきました。新鮮でカラッと出来立ての味は、子どもたちにも大好評でした。
これで、3日間の自然教室は終わりです。3日間とも天気に悩まされましたが、それでも全日〝晴れの日バージョン〟の活動すべてを行うことができて、本当によかったです。2年生のなかよしキャンプのときと違って、今回は活動班や生活班等で一人一役の役割をもち、自ら考え友達に呼びかける等、責任をもって行動したことは、間違いなく成長へとつながったことと思います。思いっきり自然を味わったこの3日間の思い出を、いつまでも大切にしてほしいと思います。
2025-06-09
2日目を迎えました。朝の館山の空は、空いっぱいに雲があるものの、雲と雲の間には明るい光が見える〝曇り〟。今日も〝晴れの日バージョン〟での実施です。
起床後、顔を洗ったり布団を畳んだりしたらみんなで海岸に集合して、昭和健康体操で1日をスタートさせました。
朝食後、本日最初のプログラムの房州うちわ作り体験まで時間があったので、ホテル前の海岸に出てタカラガイや鮮やかな色をした貝を拾ったり、靴と靴下を脱いで海に足を入れたりしました。「先生、見て見て!」こう話して見せてくれたビニール袋には、たくさんの貝殻が入っていました。「全部持って帰るの?」と尋ねると、笑顔で頷きました(^^)。楽しい時間になったようです。
足を洗ってホテルの中に入ったら、午前のプログラム、房州うちわ作り体験の始まりです。社会の授業で使用している副読本「すすむ千葉県」にも写真で載っている房州うちわづくりの先生から丁寧に作り方を教えていただき、いざ実践! うちわの骨を等間隔に広げて紙を貼り、うちわの形に添って、紙から飛び出した骨をはさみで切ったら、世界で一つだけの、手作りのうちわの完成です。今日は糊が乾いていないので、あおぐことは止められました。この後、この手作りうちわをあおいで感じる涼風は、きっと心地よく感じることでしょう。
うちわ作りを終えて部屋に戻ったら、すぐにクルックフィールズへの出発準備です。
クルックフィールズでは、広い敷地内をウォークラリー形式で活動班で歩いて、場内のサステナブルな仕組みについて学びました。また、農業体験として、まず、畑から葉を一人3枚摘み、その葉を、放し飼いされているたくさんのにわとりにあげました。次に、紫大根の収穫を行いました。畑から丸々とした紫大根が現れると、皆、嬉しさと驚きの声を上げていました。
昨日同様、昼食を食べようとしてクルックフィールズでレジャーシートを敷き始めたら、空から雨が…。農業体験は、雨カッパを着て行いました。あいにくの雨模様で大変ではありましたが、それでもウォークラリーに畑での農業体験と、〝晴れの日バージョン〟を経験できたことは本当によかったと思いました。
ホテルに着いて入浴し、夕食を食べて部屋で一息ついたら、すぐに消灯時刻を迎えました。今日はたくさん活動しました。きっとみんな熟睡でしょう。しっかり睡眠をとって、最終日も元気いっぱい過ごせればと思います。
 
 
 
 
2025-06-08
待ちに待った自然教室が始まりました! 初日は、館山で生き物採集をし、その生き物をじっくりと観察することを行いました。
出発前まで天気が心配でしたが、予報は「曇り」。市川の空も明るさのある白色をしていて、これならば〝晴れの日バージョン〟で実施できると考え、子どもたちに「上履きは学校に置いていくよ!」と話すと、「やったー!」の大歓声が沸き起こりました。(雨の日バージョンでは体育館でのレクを予定しており、天気の様子では上履きを持っていくかもしれないと伝えてありました)
学校を出発し、いざ館山へ! バス車内ではレクをしたりDVDを見たりしていると、「えっ、もう着くの?」と驚きの声が上がったほど、あっという間に沖ノ島に着きました。バスを降り、学級の集合写真を撮り、レジャーシートを敷いてお弁当を食べようとしたそのとき、空から大粒の雨が……。急ぎレジャーシートを畳んでバスの中へ。昼食はバスの車内で食べました。ちょうどこの時間、大雨を降らす雨雲が上空を通過しており、まもなく小雨に変わりました。「これならば行ける!」と、雨ガッパを着て車外に出て、磯に向かいました。
さあ、生き物採集のスタートです。始めてまもなく雨はやみ、カッパを脱ぐ子もいたり、海水で体が濡れないようにあえて着たままの子もいたりする中、カニや魚、ナマコ、エビ、ヤドカリ、…、班で協力していろいろな生き物を見つけて捕まえました。あまりにも子どもたちが夢中になって楽しみ、いつまでも続けていたいという様子でしたので、当初の予定よりも30分ほど時間を延ばしてから宿へ向かいました。
宿では、すぐに生き物観察会です。生き物を顕微鏡で細かく観察したり、カニがはさむ力を思わず味わってしまったり(^^)、手のひらに乗せてかわいがったりしながら、18:00まで楽しく取り組みました。
夕食では、「おいしい!」と話しながら進んでご飯をおかわりする子が続出しました。中にはお茶碗4杯を平らげる子も!
夕食後は、星座観察と海藻押し葉しおり作りに取り組みました。星座観察は屋外に出て空を眺めながら(今日は星が見えなかったので)、この時期、どのあたりにどのような星が見えるのかを教えていただきました。海藻押し葉しおり作りでは、海藻を台紙の上にそれぞれの発想や思いで自由に並べながら、すてきなしおりを完成させました。
活動を終えると、まもなく消灯の時間でした。各部屋とも就寝準備が早く、消灯時刻を迎えるまで、部屋の仲間とトランプをして楽しく過ごしていました。
そして〝消灯〟。1日はとても早いものです。ほどなくして廊下に部屋からの声も聞こえこなくなり、みんなぐっすり寝ているようでした。
途中、保健室で休む子もいましたが、短い時間でみんなの活動に戻り、消灯時には全員自分の部屋で布団に入ることができました。大きなけがもありません。みんな元気です。
2025-06-03
今日の天気は雨。これから梅雨の季節を迎え、雨の日が多くなることでしょう。雨のため、校庭に出られない日は、多くの子どもたちが図書館を訪れ、読書を楽しんでいます。このようなことから、本校では6月を夏の読書月間と定め、読書を推奨するイベントや取り組みを行うようにしています。その一つが本日行った、学級担任による読み聞かせです。各学級担任が子どもたちに聞かせたいお薦めの1冊を用意し、朝の学習の時間を使って読み聞かせを行いました。ある学級は場所を変え、ある学級は机を片付けて前に集まって、また、ある学級はスマートボードを活用して絵を大きく映し出して、みんなで〝本の世界〟を楽しみました。
2025-06-02
早いもので、6月に入りました。1学期も折り返し地点を迎えました。
6月2日(月)の朝の時間に、6月の朝礼を行いました。本校では6月を〝読書月間〟に定め、読み聞かせ会や読書に関するイベント、読書感想文への取り組み等を行うようにしています。朝礼では校長先生から「読書月間に楽しい本をたくさん見つけてください」と話があり、校長先生お薦めの1冊を読んで聞かせてくれました。校長先生が選んだ本は、「おじいさんのかさ」(佐野洋子作・絵、講談社)。大事なかさを大切にしすぎて、雨が降っていてもかさを使おうとしないおじさんの姿は聞いていて面白く、子どもたちやおじさんが口ずさむ歌を私たちも一緒に歌いたくなるような、夢中になって聞き入ってしまうお話でした。
朝礼では他にも、生徒指導担当から今月の目標の「校舎内を安全にすごそう」についての話がありました。映し出された校舎内で危険な場所を見ながら、「走らず歩くこと」「見えないところを想像してみること」をみんなで確認しました。
しょうわだより